~ハードからソフトへ~
ハードが建物であれば、その建物の部屋や管理するヒトがソフトにあたる。建物を建てるという仕事をハードとするならば、その先のアフターサービスがソフトと言えるかもしれない。捉え方は様々だが、あらゆるシーンにおいてソフトが重要になってきていることは間違いない。
絶対的に受注が減少している建設業者を例にとるならば、やはり熾烈化する競争のなかでは何らかの付加価値、つまり他社との差別化を図れるものを擁していないと生き残ることは厳しい。しかし現在では、皮肉にもそれが「いかに見積もりを安く提示できるか」の競争になっており、もはや企画力や提案力、技術力などは関係ない状態だ。
次回からは建設業界の一翼を担う、店舗内装業界の現状について触れていく。
【楢崎 賢治】
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