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特別取材

(株)インベスターズ 投資型アパート販売で急成長(2)
特別取材
2009年11月16日 08:00

代表交代でさらなるステップアップを

来春完成する 3タイプの新商品開発

 大城氏が経営の舵取りを行なううえで必要となるのが、リーダーシップと斬新な企画力である。その点、大城氏は社長交代以前から独自のアイデアで新たなビジネスモデルを考え出していた。詳細は来春に完成する実物を見てのお楽しみではあるが、これまでの1Kロフト以外に3タイプの新商品を投入する計画となっている。これらは全て大城氏自らがプロデュースしたもので、すでに販売にも着手しているが、非常に好調な売れ行きとなっているという。
091113_investors_02.jpg  今回の新商品に関して、福岡のアパート事情を交えながら大城氏は次のように言う。「今の販売手法を見ていると、全部の会社がというわけではないですが、入居者に出している見せ方とオーナーさんに出している見せ方で、すごくコンセプトが違うような気がします。そうではなく、我々は『この部屋ならこういう生活ができますよ』というように、具体的に部屋のイメージができるような家具を設置したり、コンセプトボードを付けたりして、入居者とオーナーさんに同じ資料を使って売っています。また、福岡はアパートの歴史が長いですから、一言で言うならオーナーさんはもう飽きています。その方々にとって、面白いプランを出さなければならないということもあり、今回の新商品を開発しました。
 たしかに当社の物件の入居率は、おかげさまですごく良好です。今、1,000軒近くを管理していますが、空室期間が2カ月を越えているのは、たったの4部屋です。入居率だけでみればこれまでのやり方でも十分やっていけますが、既存の属性の高いオーナーさんに購入意欲を持ってもらうためには、これまでのやり方では足りないと感じました」。

関東エリアでの 営業を強化

 同社は、すでに名古屋、横浜に事業所を構えているが、近々に渋谷にも事業所を構える予定である。これは関東圏での営業を強化するのが狙いで、同社のユニークなアパートはすでに関東地区のオーナーの間でも徐々に噂が広まってきている。また、関東エリアのオーナーは非常に購買意欲が高くて属性が高いこともあり、同社の提案に対して非常に敏感に反応してくれるという。そのうえ決断が早いため、まだまだ有望な市場であるとみている。
 さらに、首都圏の高額物件は難しいというオーナーに対しては、名古屋や福岡の物件を提案することも可能となるため、渋谷に事業所を構えることは営業面でも大きなメリットとなってきている。
 4年後には、再度組織編制を行なうことも計画しているという同社。福岡のアパート事情に劇的な変化を与えた同社の夢は果てしない。同社のこれからがますます楽しみである。

(了)

【宮野 秀夫】


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