日本政策金融公庫は中小企業の資金繰り支援のため、貸付条件の変更や旧債借り換え要望に積極的に対応している。2009年度上期だけで条件変更を行った先は国民生活事業で3万6,500件。中小企業事業で1万1,300件に達したという。
危機対応として取り組むセーフティネット貸付を実行する際には、既存借入に上乗せして新規融資を実行し毎月の返済金額を減らす旧債借り換えも相当数に上っている。
セーフティネット貸付は08年10月から09年10月までの累計で4兆円強が実行されているが、旧債借り換えに対応した融資が相当数含まれているという。
【久米 一郎】
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