民主党政権下で全国的にダム建設の見直しが進んでいる。福岡県内で、国交省が工事を「本年度まで」としたのは独立行政法人水資源機構が管理する小石原川ダム(朝倉郡筑前町)。
また、県営ダムで建設が進んでいるのは五ヶ山ダム(筑紫郡那珂川町)、伊良原ダム(京都郡みやこ町)、藤波ダム(うきは市浮羽町)の3ヶ所である。
取材班は、現在工事中の五ヶ山ダムを訪ねた。五ヶ山ダムは洪水調節や水道用水などへの利用を目指した「多目的ダム」である。
建設地は筑紫郡那珂川町から佐賀県方面に進んだ南畑ダムの先にあり、福岡県と佐賀県の県境に所在している。用地買収も進み、貯水池建設の迂回路として利用する橋脚の部分の工事が進んでいる。現地事務所によると、「工事は着々と進んでいる。竣工は2017年だが、むしろ早く工事を進めてほしいという要望もある」という。
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