福岡県新社会推進部青少年課の発表によると、2009年1月から9月までの全国検挙補導人員は75,535名。うち、福岡の検挙補導者は4,178人(1位は東京の7,678人)。これは全国ベスト7に入る。検挙補導人員を罪種別で見ると、窃盗犯が52.9%と最も高く、2番目が占有離脱物横領で27.6%、3番目が粗暴犯の8.2%という内訳である。
また、非行者率(少年人口1,000人に占める刑法犯少年の割合)は8.4名。これも全国ベスト6に入る(1位は高知県の11.0人)。
福岡県の少年非行は全国的にも高水準にあるといえよう。
非行防止対策の取り組み状況として、06年から3年にわたって警察本部・教育委員会と連携し「ストップ非行県民運動」を展開。04年の刑法犯少年検挙補導人員10,664人と比べ、2008年は7,085人。04年度を基準年とすると、34%減少した。
09年から「新ストップ非行県民運動」を展開し、12年までに刑法犯少年検挙補導人員を6,400人以下とし、シンナー等乱用の撲滅を目指している。
現在行なわれている具体的な事業は、学校と警察の連携強化を目指すスクールサポーターの配置や、地域住民等の額集会への講師の派遣などがあげられている。
※記事へのご意見はこちら
※記事へのご意見はこちら