福岡市は10月5日に行なった、アイランドシティ市5の1工区東側の土壌調査結果を発表した。
それによると含有量調査ではすべて基準値を下回っていたものの、溶出量調査では砒素のみ1地点で基準値を超えていた(0.049mg/L)。
しかし、これは2005年度に行なった調査結果(最大値:0.051mg/L)と同程度の濃度なためこの砒素は自然由来のものであり、調査区域の土壌は北部九州域の一般の土壌と変わらないものであるとしている。
土壌を直接摂取した場合については、土壌汚染対策法に基づく含有量試験を行なったところ、3物質とも基準値を下回っていたため、土壌を直接摂取した場合の健康上の問題はない。
また、地下水として摂取した場合については、溶出量試験では3物質のうち砒素のみ4地点中1地点で基準値(0.01mg/L以下)を超えて検出(最小値:不検出 、最大値:0.049mg/L )されたものの、砒素については、北部九州の地層と同程度の濃度であり、この濃度では、地下水を飲んだとしても健康に影響をおよぼすことはないとしている。
なお、砒素以外の2物質については、いずれも基準値を下回っていた。
福岡市 アイランドシティ市5の1工区東側土壌調査結果について
*記事へのご意見はこちら
※記事へのご意見はこちら