福岡で見れば、これからパルコや博多駅などの大型工事が控えており、内装業者にとっては繁忙期を迎えることとなる。しかし、これが業界の潤いに繋がっていくかと言えば、決してそうではない。業界関係者からは「来年からは良くなっていくと思う。手持ち工事もけっこうある」との話も聞かれる。しかし、ダンピングが続く限り、たとえ仕事が忙しくなったとしても、業界が潤うことはない。特に下請や孫請業者はジリ貧を余儀なくされていくことになるだろう。(つづく)
【楢崎 賢治】
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