マンション分譲(香川)/(株)穴吹工務店ほか2社
会社更生法適用申請 負債総額 約1,509億900万円(3社合計)
11月24日、同社および関連会社の(株)エイシィカンパニーグループと(株)穴吹ハートレイの3社は、東京地裁へ会社更生法の適用を申請し、同日保全命令を受けた。
申請代理人は松嶋英機、宮崎信太郎両弁護士(西村あさひ法律事務所 、東京都港区赤坂1-12-32、電話:03-5562-8500)。保全管理人は長谷川宅司弁護士(弁護士法人三宅法律事務所、東京都千代田区有楽町1-7-1、電話:03-5288-1021)。
負債総額は、穴吹工務店が約1,403億3,400万円(2009年3月末時点)、エイシィカンパニーグループが約65億4,900万円(同2月末時点)、穴吹ハートレイが約40億2,600万円(同9月末時点)の、3社合計で約1,509億900万円が見込まれる。
同社は1905年創業、61年に法人化された。当初は建築請負業であったが、マンション請負工事でのノウハウを生かし、78年12月に福岡県で初めて自社開発分譲マンション(サーパス小笹)を手がけた。以降、工事請負業から自社開発の分譲マンション建設・販売・管理業へと変貌を遂げ、全国各地に進出。07年には5,037戸を供給して全国1位となり、有力マンションデベロッパーとしての地位を確立していた。
しかし、最近は改正建築基準法やリーマンショックの影響を受けて販売が鈍化。完成在庫が積み上がるなかで、借入依存率の上昇、自己資本比率の低下など、財務内容の後退を余儀なくされていた。09年に入ってからは、抜本的な広告戦略の見直しや大幅な人員削減策などの対策が打ち出されていたが、10月末に役員内部の不協和音が表面化。信用の大幅な低下に晒されていた。
※詳細は『IB』本誌参照。または福岡地区の方は092-262-3388(本社)、北九州地区の方は093-512-5644(北九州支店)までお問い合わせ下さい
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