11月24日に会社更生法を申請した穴吹工務店。同社のマンション事業は本社の四国・高松ではなく、福岡が発祥の地だった。
同社はもともと、官公庁工事や民間工事を受注するゼネコンとしてスタートしたが、1975年ごろに福岡市博多区で大京のマンション工事を受注。同物件の竣工式に出席した当時の社長・穴吹夏次氏は「こんな大きな物件で売れるのか?」と当時の所長に聞くと「もうすべて売れているようですよ」と聞き、「それで儲かるのか?それなら自社ではできないのか」とマンションに関心を高めた。そこで1978年12月に竣工したのが自社分譲マンション第1号「サーパス小笹」。
「サーパスマンション分譲の穴吹工務店」は福岡からのスタートだった。
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