当社特別取材班が『地に落ちた「ブランド」~暗雲立ち込める「下関ブランド推進協議会」』をシリーズで取り上げているが、フグ加工品の不正表示問題を受けて中尾友昭下関市長は、市議会経済委員会(11月24日開催)で、「フグは下関ブランドの柱であり、市も条例を作って規制を強めるなどブランド対策を強化したい」と表明した。具体的には年内にも行政と業界が一体となった協議会の立ち上げも視野に、「下関ブランド」の再生に取り組む考えを示唆した。「フグ加工品の表示ルールの不明確な部分」にどこまでメスを入れることができるのか、市長の行政手腕が問われることになる。
【北山 譲】
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