「教員の教え方が悪い」、「学校周辺で生徒が騒ぐので何とかしてほしい」といった学校に対する県民の要望や苦情はどこに行くのか。
県教育委員会によると、苦情は直接学校に行くことがほとんどで、学校で処理されることが多い。そのため、教育委員会まで入ってくる苦情は特殊なものに限られているという。
教育委員会は各学校からの苦情を統計的に集約しているが、具体的な苦情の中身までの集約はしていないようだ。義務教育課では、いじめなどプライバシーの問題もあり、学校に対する要望・苦情はすべて「相談」となるので、公表はできないという。
教育委員会は学校の指導にあたる組織である。各学校からの情報を集約し、資料としてまとめておくべきではなかろうか。
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