都銀と地域銀の貸出伸び率(08年比)もここにきて2極化している。特に7~9月の伸び率は都銀が0.8%(日銀調べ)だったのに対し、地域銀は3%と差が開いている。大企業製造業は回復したCP・社債市場での調達にシフトしていることも差が開いている要因である。一方、地域銀は、中小企業向けに緊急保証制度を含む信用保証協会の保証付き融資が増加している(地元地銀)ことからも貸出残高の差は、年末にかけてさらに縮小する可能性が高いと見られている。
【久米一郎】
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