福岡県内では小石原川ダムが建設中である。詳しく話を聞くため、独立行政法人「水資源機構」筑後川支局を訪ねた。
水資源機構とは、2003年10月に設立された独立行政法人。国が水資源開発水系として指定している7水系(利根川、荒川、豊川、木曽川、淀川、吉野川、筑後川)の水資源開発基本計画に基づく開発、または利用のための施設の新築・改築、完成施設の管理などを行なっている。
筑後川支局が建設中のダムは、朝倉市の小石原川ダムと、大分県日田市の大山ダムの2つである。また、福岡導水事業、両筑平野用水2期事業も行なっている。この2つの事業に関しては、廃止対象とはなっておらず、事業は継続されている。
小石原川ダムは福岡県朝倉市にあり、江川ダムの上流にある。目的は水道用水・治水といった多目的ダムである。
小石原川ダムは(3)生活再建工事までで、(4)転流工の工事の着手を取りやめる予定。また、用地買収は完全に終わっておらず、水没地の36戸のうち24戸が9月末に移転しており、残りの12戸の用地買収が進んでいる。
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