この議事録を読んで顔をしかめるのは、アジア文化賞の受賞者だけではないだろう。
「下の方は余りこういうのもらってもいやだとか言わない」。「下の方」とは受賞候補としての順位が下にある方々という意味なのか、あるいは別の意味があるのか分からないが、受賞候補に対しあまりに無礼であろう。くれてやると言わんばかりの言葉にはあきれるばかりだ。この程度の選考を行うアジア文化賞に、年間1億円近い公金を投入しているのだから驚いてしまう。こんな賞に市民が共感を抱くとは到底思えない。本当にこの賞は必要なのか。さらに実態に迫りたい。
(つづく)
【市政取材班】
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