『デフレ恐慌』は東京のタクシー運転手さんたちの懐具合、稼ぎも直撃している。「30万の手取りはもう無理。東京では生活はできない」が常識になっているのだ。「昼で3割、夜で7割稼ぐ」というこれまでの構造パターンが「昼で3割、夜で4割」となり、3割の減収になっているとか。
Aさんは2年前、東京から、故郷の栃木県の実家に戻った。現在62歳で、年金が月に8万円ある。そして栃木県から月10回、東京に通う。タクシーに乗るためにだ。2県をまたがっての通勤である。月の稼ぎは総支給額23万円。合わせて31万円で生活をしている。
Aさん曰く。「実家にいるからどうにか生活できる。とりあえず65歳までは、東京でタクシー運転手をやる計画だ」。
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