国内銀行の新規住宅ローン貸付の前年割れが続いている。日本銀行のまとめによると、7~9月の新規住宅ローンの実行額は3兆6,083億円で、前年同期比377億円(1.0%)減少した。 前年同期比での減少は、08年10~12月以降、4四半期連続だが、減少幅は縮小傾向にある。住宅ローンも08年9月のリーマンショック後、落ち込みが目立つようになっており、このままいけば、年間で15兆円を割り込む可能性もある。
【久米 一郎】
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