取材の過程で、先代の社長一家と古くから付き合いがあるという女性に出会った。同社が現在地に移る以前の、まだ小さな工務店だったときからの付き合いだったそうだ。
「亡くなった社長(先代)と奥さん(現会長)は、寝る間を惜しんで働く気真面目な人間で人格者でした。専務(当時・故人)は剛毅なタイプで面倒見がよく、それぞれの持ち味が上手くかみ合って会社を大きくしてきたのだと思います」という。
「どこかで歯車が狂ったのか、それとも時代の流れなのか。ご子息は我が強く、お母様もそこを心配しておられたようです。役員の解任騒ぎはその一端だったのでしょうか」と語る。
【田口】
*記事へのご意見はこちら