福岡市農林水産局は、福岡市鮮魚市場発注の西冷蔵庫整備事業に関しての事業者選定について、各方面から問題提議があったとして調査委員会を設置。12月2日、その調査報告を行なった。それによると、提案競技参加企業体において、提案競技公募要綱及び法令に違反するような事実は確認出来なかったとしている。
ただし、短期間で自由度の高い提案としたために、結果として提案書の内容に大きな差異が生じた事などから、実施にあたって公平性の確保と慎重性を欠いたものと認められ、不適切な面があったと結論付け、事実上の白紙撤回となった。市は今後改めて発注をやり直すが、時期については未定としている。
最大の問題は、落札企業が事前に図面等を入手していたことで、役所側の責任として事業を撤回したことに関係方面から疑問の声が上がっている。
※記事へのご意見はこちら
※記事へのご意見はこちら