母親からの合計数十億円とも言われる資金提供が問題になっている鳩山由紀夫首相と邦夫元総務相だが、鳩山ファミリーの資産は、もちろん現金にとどまらない。
2006年10月には、その鳩山兄弟の母親が、久留米市役所そばの通町一丁目に1,655m2の駐車場となっている土地を購入していたが、邦夫元総務相も07年2月、自身の名義で同市内にマンションを購入していた。邦夫元総務相が購入し、現在の自宅とされるマンションも市役所から程近い場所に立地する。
鳩山邦夫事務所の公設秘書によれば、この年、邦夫元総務相の政治資金が不足し、資金管理団体「新声会」は、元秘書が代表を務める会社から1億1,000万円を借り入れていたという。
同じ年、政治資金は枯渇したが、ポンとマンションを購入する金はあったということになる。違和感を覚えるのは記者だけではあるまい。
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