来年からは、徐々に新規物件も増えてきそうなマンション業界。昔のように次から次へと新規物件が立ち上がることは無いにしても、デベロッパー各社の動きを見ると、少しずつではあるが、新規売出しが増えてきそうだ。
そんな中、あるデベロッパーA社は本来、1年半前に売り出す予定であった物件を来年1月から販売する。A社によれば、「1年半の利息負担は正直、厳しいです。ですが、土地を1年半寝かせたメリットもありました。それは、建築コストです。1年半前に比べると、約1億円下がりました。ですから、金利分も吸収できそうな感じです」。1年半にも及ぶ金利負担も、決して無駄ではなかったと言えそうだ。
【宮野 秀夫】
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