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特別取材

<シリーズ>地に落ちた「ブランド」 ~暗雲たちこめる「下関ブランド推進協議会」(25)
特別取材
2009年12月 8日 08:00

≪下関ブランド推進協議会に対する下関市議会の経営委員会審査(調査)報告(12)≫

 平成21年8月24日に開催された、下関市議会の経営委員会審査(調査)報告の内容の続きである。(抜粋、原文のまま掲載)

○江原満寿男君
 ニュースとしては聞いていたが、詳しいことはいまだに分かっていない。報告事項に関して言葉尻をとるわけではないが、ちょっと不思議であるのが、報告書の概要の2番の原因究明のところで、業者がこういう内容で報告したということであろうが、「表示に対する認識がなく」とか、「賞味期間を自社なりに解釈して表示した」という表現があるが、これは聞きようによってはちょっと認識不足でなりましたと聞こえる。しかし、プロが、営業している人が、これは本当にそうであったのか。きわめて初歩的なミスだと聞こえる。例えば、よくある食品の偽装問題については、利益追求の為に、意識的にやったというケースのほうが一般的には多いと認識しているが、今回の事件の元々の原因というものはちょっとミスをしたというものだったのか、単なる管理不足だったということか。普通、利益追求するなかで、要するに生き残り競争の中で、少しでも利益をあげるということでやったというのが直接の動機だと思う。きれい事でちょっとわからんでこういうことになりました、ということで済ますところが、先ほど言われた業者、生産者を含めて自覚を育てるとすれば、本物を作ることが利益につながる、というところまで言及した議論をしないと、自分だけが救われて、業界全体が沈んでいくというような形での利益追求ではだめだという、そういう、どこが責任をもつべき部署かは知らないが、私の感覚から言えば、福田委員の言われることは、私の言葉で言えば、そういう議論の場をどこでつくるのか、そこを言及しないと、いくら審査方法の見直しと言っても、結局、審査方法の見直しにしろ、講習とか機会をつくるとか言っても、そういう部分に繋がっていかないとだめだ。結局は業者の自覚、当人の自覚と言われたが、その意識をどこで育てるのかというころまで言及すべき。それにつながるような仕組みをつくるのであるというならば、今、結論が出ていなければ、こういうふうに改善しますというところを、多少でも説明してほしい。災い転じて福となすと。ふくだから福じゃないけど、なると思う。

(つづく)

【特別取材班】


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