福岡市は12月9日、市庁舎で実施された「朝顔のカーテンプロジェクト」によるCO2削減などの効果を発表した。
「朝顔のカーテンプロジェクト」は、朝顔などで壁面を緑化することによる地球温暖化対策など環境の改善を目的に、市庁舎をはじめとする市施設などで2007年度から本格的に取り組んでいるもの。朝顔のカーテンは、室内温度を低く抑える効果があり、冷房運転に係る電気やガスのエネルギー削減が図られることで、CO2(二酸化炭素)削減に効果が期待される。
市庁舎の冷房運転においては、朝顔のカーテン未実施の06年度と比較して、約45トンのCO2削減効果があったとしている。
また、市庁舎を含め、今年度に「朝顔のカーテン」に取り組んだ区役所、体育館、公民館など全70施設の効果は、緑化面積に比例すると仮定した場合約84トンのCO2削減効果があり、これは福岡市内の家庭約34世帯が1年間に排出する量に相当するとしている。
※ただし、これら効果は「朝顔のカーテン」だけに特定されたものではなく、他の省エネ対策の効果も含まれる
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福岡市 「朝顔のカーテンプロジェクト」2009年の取組みについて
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