ネットアイビーニュース

NET-IB NEWSネットアイビーニュース

サイト内検索


カテゴリで選ぶ
コンテンツで選ぶ
会社情報

社会

九州地方整備局 「工事再開合意」ねつ造か
社会
2009年12月10日 09:16

変更契約書(第1回) これが問題の「変更契約書(第1回)」である。
 国土交通省九州地方整備局が発注した『博多港(須崎ふ頭地区)泊地(-12m)浚渫工事(第2次)』の本来の工期は、平成20年10月29日から平成21年3月27日である。同工事は平成20年度内に終わっていなければならない工事だったのだ。

 しかし、「契約変更理由書」に記されているように、漁協側のクレームで工事が止められる。その後、同理由書によれば「平成20年(これは九地整側の記載ミスで21年の間違いである)4月20日に着工同意の見込みとなった」ため、工期が延長される。
 「変更契約書」に記された工期期限は、平成21年9月18日までとなっている。「見込み」程度で年度をまたいでの工事にゴーサインを出し、契約書まで交わしたということだ。随分乱暴な公共事業の進め方である。

契約変更理由書 九州地方整備局と漁協側の「打合せ記録」によれば、「2009年4月20日」の日付けで「・再度、組合員から工事再開を延ばしてほしいとの意見が出てきたため、工事を見合わせる」と記されている。着工同意の見込みとなっていた「4月20日」に、再び工事を止められたというのである。あまりに都合が良すぎる。

 考えられるのは、はじめから「合意」自体がなかったということだ。その場合、九州地方整備局は、ありもしない「合意」をねつ造したことになる。「ねつ造」の目的は、何としても落札企業に施工させるためか、あるいは自らの失敗を隠蔽するためかのどちらかである。
 漁協側との交渉について、詳細な記録がないとする九州地方整備局の姿勢には、不信感がつのる一方である。

※記事へのご意見はこちら


※記事へのご意見はこちら

社会一覧
日本国家"根源的変革"の処方箋シリーズ
2012年11月25日 07:00
日本国家"根源的変革"の処方箋シリーズ
2012年11月24日 07:00
日本国家"根源的変革"の処方箋シリーズ
2012年11月23日 07:00
日本国家"根源的変革"の処方箋シリーズ
2012年11月22日 16:42
「自爆民主党解散」シリーズ
2012年11月21日 15:20
イベント情報
2012年11月19日 14:00
NET-IB NEWS メールマガジン 登録・解除
純広告用レクタングル

2012年流通特集号
純広告VT
純広告VT
純広告VT

IMPACT用レクタングル


MicroAdT用レクタングル