ネットアイビーニュース

NET-IB NEWSネットアイビーニュース

サイト内検索


カテゴリで選ぶ
コンテンツで選ぶ
会社情報

社会

国交省工事 工事ストップでも着手金!?
社会
2009年12月11日 08:00

支出決定決議書 昨年10月、国土交通省九州地方整備局(以下、九地整)が発注した『博多港(須崎ふ頭地区)泊地(-12m)浚渫工事(その2)』の工期は、平成20年10月29日から平成21年3月27日まで。約5か月間である。
 同工事の工期延長の顛末を記した九地整の『漁協との打合せ記録』では、開札日でもある10月29日、九地整側が福岡市漁協の「博多湾漁業権管理委員会」の委員長に対し決定した施工業者名を連絡。その日にのうちに漁協に呼び出され、事実上工事を止められてしまう。

 許しがたいのは、工事が止められているにもかかわらず、約1億8000万円の工事着手金(前渡金)を支払っていることだ。(画像参照)
 
 同工事の「工事請負契約約款」によれば、請負業者が保証事業会社と保証契約を締結すれば、請負代金の10分の4以内の前払金(着手金)を請求できることになっている。宮川建設(福岡市)と淺川組九州営業所(北九州市小倉南区)で構成する「宮川・淺川経常建設共同企業体」は、契約書に従い同年11月11日に179,382,000円の着手金を請求、九地整側は支払いに応じる。
 しかし、当該工事は施工業者が決まった当日にストップしているのだ。着手金も当然支払いを停止すべきである。
 工事が1年延長されたせいで、約1億8千万円の税金も1年間「眠った形」になってしまっている。その責任は重い。着手金支払いは妥当だったのか、さらには工事中止の手続きに間違いがなかったのか、さらに検証を進めたい。

(つづく)

*記事へのご意見はこちら


※記事へのご意見はこちら

社会一覧
日本国家"根源的変革"の処方箋シリーズ
2012年11月25日 07:00
日本国家"根源的変革"の処方箋シリーズ
2012年11月24日 07:00
日本国家"根源的変革"の処方箋シリーズ
2012年11月23日 07:00
日本国家"根源的変革"の処方箋シリーズ
2012年11月22日 16:42
「自爆民主党解散」シリーズ
2012年11月21日 15:20
イベント情報
2012年11月19日 14:00
NET-IB NEWS メールマガジン 登録・解除
純広告用レクタングル

2012年流通特集号
純広告VT
純広告VT
純広告VT

IMPACT用レクタングル


MicroAdT用レクタングル