「ゆめシティ」（山口県下関市伊倉新町3-1-1）が、12月１日、２日のプレオープンを経て12月３日(木)にグランドオープンする。

１．施設概要
・敷地面積 　　　 約57,279ｍ²
・建物面積 　　　 約26,930ｍ²
・建物延床面積（本棟） 　　　 約80,828ｍ²
・店舗面積（物販店舗のみ） 約32,010ｍ²
・駐車場 　　　 約2,200台
・従業員 　　　 約1,200人

２．テナント
　・イズミが核店舗となり、本館（5階建）は県内初出店の62店を含む140の専門店、隣接の別館（２階建）にベスト電器が入店する
　・ベスト電器は、山の田店（既に閉店済み）に続き、コスパ新下関店（来年２月末まで規模を縮小して営業）を閉店し、下関市内は「ゆめシティ下関本店」の一店舗体制となる。

３．商圏概要
　・旧下関市域のほぼ中心部で、新下関西土地区画整理事業地を東西に貫く山口県道259号線の沿線上にあり、新下関駅（新幹線・山陽線）と綾羅木駅（山陰線）との中間地点に立地している。道路整備をしているが、国道191号からの流入は道幅が狭い上、ＪＲ山陰線の踏み切りがネックとなり、周辺の交通渋滞が心配されている。
　・イズミとしては「ゆめシティ」は山口県下９店舗目となり、下関市内では「ゆめタウン長府」に次いで２番目となる。下関の商業施設面積では「シーモール下関」に次ぐ規模となる。
　・周辺には、とみやま、コープ新下関、トライアル、ダイレックス、コスパ新下関、極東ファディ、丸喜、スーパーＦサニー、レッドキャベツ、マックスバリュ等がある。
　また国道191号線沿いには、レッドキャベツ、ハローディ、丸和、ミスターマックス綾羅木ショッピングセンター、ジャスコ、アルク安岡ショッピングセンター、マルショク等があり、巨艦「ゆめシティ」に立ち向かうことになる。
　・ゆめシティの沿線には、既にコスモス、山小屋、「資（すけ）さん」うどん、大進、西松屋、オズ、青山、フタタ、キタムラが出店しており、他にも出店が予定されているが、ワンストップで買い物ができる大型ショッピングロードの誕生となる。

４．地元経済への影響
　・下関の商圏は大きく分けて、西部では下関駅に隣接する「シーモール下関」、東部では国道２号沿いの「ゆめタウン長府」、北部では国道191号線沿いの安岡ジャスコ、ミスターマックス綾羅木ショッピングセンターの３つに分かれていたが、今回オープンする「ゆめシティ」は旧下関市域のほぼ中心に位置しており、下関市の中心市街地の空洞化に拍車がかかるとともに、既存の商圏に与える影響は大きいものと思われる。また新幹線及び山陽線の駅からも近い位置にあり、小倉へ流出していた買い物客をつなぎとめることになれば、井筒屋等の小倉商店街への影響も大きいものと思われる。
　・イズミグループは下関インター近くの椋野地区にも広大な商業用地を所有しており、「ゆめシティ」が成功すれば、新しい業態の「ゆめタウン」建設も計画している。下関での商圏を盤石にする態勢を整えつつあり、今後の店舗展開が注目されている。

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「ゆめシティ」

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