福岡県はリサイクル施設整備費補助金を交付する事業計画を決定した。
選定された事業者は、九州製紙(株)北九州工場(北九州市八幡東区)で、「古紙を原料として使用するトイレットペーパー製造工場から発生する廃プラスチックを再利用した固形化燃料製造事業」に交付される。交付予定額は27,350千円。
選定の理由について、廃プラスチックを原料として固形化燃料(RPF)を製造しボイラー用燃料として販売することや、販売ルートが確定しているため事業の確実性が高く、廃プラスチックの再資源化に貢献できること、また、化石燃料である重油、石炭などの代替品として使用することにより二酸化炭素の発生量の低減が期待できるためとしている。
福岡県では2005年度から導入した産業廃棄物税の税収を活用し、循環型社会の形成に寄与する効果が大きいと認められる産業廃棄物のリサイクル施設の整備に対し、補助金を交付する制度を同年度に創設している。
今年度は8件の応募があり、有識者などによる審査委員会において、技術の先導性、リサイクル効果、県内への波及効果、事業の確実性などの観点から審査を行なったとしている。
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福岡県庁/平成21年度の福岡県リサイクル施設整備費補助金を交付する事業計画の決定について
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