「今年は、全然良いことがなかったね。出荷量は激減し公共工事が次々と中止・凍結されるなど。状況が悪ければ悪いなりに手を打っていけるのだが、市況が悪い上に業界の展望が全く見えないから対策の打ち様がないのが現実だよ。生コン業界だけが苦しんでいるのではないけれど…」と、南部九州地区の生コン工場経営者が苦しい胸の内を語った。
どの地区も同様に、現在の生コン市況への絶望感より、どのように業界再編していけばいいのか手を打つことが出来ず、暗中模索の状況下であるようにうかがえる。
(つづく)
【河原清明】
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