大証2部の不動産デベロッパー「原弘産」(本社:山口県下関市、代表:原將昭氏)は17日、2012年満期ユーロ円建A種転換社債型新株予約権付社債の繰上償還に係る交渉の進捗状況ならびに今後の対応について発表した。
発表によると、同社は本件A種転換社債の社債権者より繰上償還請求の事前通知を受領している。その対象額面金額の総額は23億円(繰上償還額:額面100円につき100円)で、繰上償還予定日は2009年12月21日。
同社は、判明した本件A種転換社債の社債権者に対して、本件A種転換社債の額面金額から減額した価額での任意買入の交渉をしてきた。しかし17日現在、すべての社債権者との間で買入についての合意に至っていない。また、繰上償還請求金額である23億円についても、資金決済が困難な状況にあるとしている。
現在も社債権者と協議を進めており、12月21日以降も引き続き社債権者との間で協議を進める。また、社債権者集会の開催を検討している。
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