福岡県町村会をめぐる県幹部への接待疑惑で、飲食などの接待を受けていたとされる中島孝之副知事が辞任する見通しとなった。
県議会関係者の話によれば、定例県議会が閉幕した18日、県幹部や知事に対して副知事辞任への根回しが行われていたという。
町村会に関しては、同会参事の天野敏哉被告(49)と元同会事務局次長の田中剛佑被告(70)らが、福岡市に本社を置く印刷業者にコピー用紙を架空発注。町村会から約100万円を詐取したとして逮捕、起訴された。こうした形で作られた裏金は数千万円に上るとも見られている。
町村会の接待を受けていたのは、中島副知事だけではないといわれ、同会など複数の団体が県幹部らによる「財布」になっていた可能性が浮上している。
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