福岡市博多区に本社を置く(株)アスカコーポレーション(代表:南部昭行氏、以下アスカ社)。同社は化粧品や健康食品の通信販売を手掛けており、毎期100億円を超える売上高を計上。前期でも112億円を売上げており、地場トップクラスの通販会社となっている。
その同社が18日、農林水産省から東京の(株)ジュポンインターナショナルとともに、JAS法に基づく有機農産物加工食品の名称の表示と紛らわしい表示を付して販売していたことならびに、事実と異なる原料原産地表示をして販売していたなどとして、日本農林規格(JAS法)に基づく改善措置を命じられた。詳細は農林水産省のHPを参照。アスカ社は今年8月から12月まで関東農政局や九州農政局などのから調査を受けており、この結果、今回の不適正な行為が発覚した。同社は同日付で、不適正な表記は全て是正し、訂正。またHP上で、お詫びの文書を公表している。しかし、同社は2002年にも薬事法に違反する疑いのある表現を会報誌などで表示したとして、福岡県薬務課より指導を受けている。そして、再び、今回の不適正表示で農林水産省より指導を受けることとなった。
アスカ社のコンプライアンスはどうなっているのか?過去の経緯も踏まえながら、同社の体質をレポートしていく。
▼関連リンク
農林水産省の今回の処分に関するHP
【宮野 秀夫】
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