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横断歩道が2億円歩道橋になった理由
社会
2009年12月22日 09:13

 福岡県広川町の国道3号線上に建設予定の歩道橋は事業費2億円とも言われる。建設計画にからみ、国土交通省九州地方整備局 福岡国道事務所に対し、古賀誠・元自民党幹事長の事務所が地元要請を伝えていたことが明らかとなっている。しかし、地元の要請は歩道橋ではなく「押しボタン式信号機付横断歩道」であった。

「国道3号線・新代池田地区横断歩道設置」要望経過報告 古賀代議士の八女事務所が作成、配布した文書(画像参照)のタイトルは《『国道3号線・新代池田地区横断歩道設置』要望書経過報告》。地元の3区長を通じて要望されたのは「横断歩道」だったということだ。
 文書にも、「押しボタン式信号機付横断歩道」よりも「より安全安心を確保できる『歩道橋』の設置を検討して戴いております」とある。

 しかし、日本語の解釈が間違っていなければ、「早速、所管の国土交通省九州地方整備局 福岡国道事務所へ検討して戴くようお願い」して、「『歩道橋』の設置を検討」させたのは、古賀誠事務所であったことになる。横断歩道を歩道橋に変えたのは、古賀事務所側が国道事務所に掛け合った結果ではなかったのか。

 古賀事務所の所長は、データマックスの取材に対し次のように答えている。「当初、地元は『信号機付き横断歩道』ということで動いたようだが、警察の段階で、危険が残るということでダメだといういうことになった。やるんだったら歩道橋にするしかないと要望が変わった。道路関係は警察をクリアするのが大きい。それである時点から歩道橋に変わった。直近の話としては、今年5月、八女担当の秘書に地元からこの問題で要望が出されたので、そのまま国道(国土交通省九州地方整備局 福岡国道事務所)のほうに伝達した」。
 
 しかし、入手した文書からは『やるんだったら歩道橋にするしかないと要望が変わった』形跡は認められない。『それである時点から歩道橋に変わった』との時期についても判然としていないのだ。古賀事務所側の説明に疑義が生じている。

(つづく)

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