来年1月より、熊本中央生コンクリート協同組合が共販システムを一時休止する。
熊本県内のある生コン業界重鎮は次のように語った。
「出荷量の激減で、精神的に切羽詰り、お互いのことより自分の会社のことだけを考える傾向がより強くなってきた。3社4工場(ひしょう生コン、辻産業、肥後木村組)が同協組を脱退、活動休止を表明し、遂に組合活動が事実上ストップする。価格のダンピングがまた始まるね。一時しのぎには良いのだが自分で自分の首を絞めることになるだろう。前述の3社は自分でやりたいと仰っていたらしいので、自分達の力でやってみてどれだけ厳しいか現実を見たら良いと思うよ」と語る。
現況では、熊本県内の出荷量は約75万m3で32%ダウンである。
この激変した同組合、どのような展開になるのか動向に注目である。
【河原清明】
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