吉田市政の検証にあたり、「校庭芝生化」の公約実現に何の努力もしないばかりか、8,000万円もの税金を投入し、市役所前広場に「人工芝」を敷設した愚かな現実を報じた。
その市役所前広場「人工芝」について、読者から貴重なご意見をいただいた。個人情報保護のため、一部を書き替えた上で紹介する。
《毎年秋になると、市役所前広場で「ときめきフェスタ」という催しが福岡市主催で行われます。障害者の作業所が授産品販売やカレー、炊き込みご飯などを販売したり、車椅子体験やアイマスクをして視覚障害になった疑似体験のコーナーが設置されたりしています。今年も10月18日に「障がい者との交流と福祉を楽しく体験!」というテーマで、福岡市保健福祉局社会参加推進課に実行委員会を設けて「フェスタ」が行われました。私の子どもが車椅子を使用しているので、今年も参加しました。
ところがびっくりしたのは、昨年まではなかった人工芝が敷いてあることでした。人工芝のおかげで車椅子がなかなか前へ進まなかったのです。押すのにとても力が必要でした。はじめはタイヤがパンクしたのかと思ったくらいです。まわりの車椅子の方々に聞くと、タイヤが重い、操作が大変、とみなさんがおっしゃっていました。なんのために「ときめきフェスタ」をやっているのか、腹立たしくなりました。
障害者への理解が一番できてないのは福岡市です。その日は、広場を利用するのは車椅子ばかりではないと、ぐっとがまんをしましたが、貴社の記事を読んであきれてものも言えません。1億円ですか。どおりで。市民や利用者の方を向かずに業者を潤すことしか考えてないことが透けて見えます。こども病院の人工島移転と同じだなあと思いました》
このご意見について、説明する必要はないだろう。弱者への配慮を欠き、税金のムダ遣いを続ける吉田市政を喝破したものである。
さらに市政のあり方について検証してみたい。
(つづく)
【市政取材班】
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