母親から9億円とも言われる資金提供を受けていたとされる元総務相・鳩山邦夫氏の資金管理団体「新声会」が、同氏の元秘書が代表を務める会社から1億円を超える融資を受けていたことが明らかとなった。
東京都文京区の鳩山ビルに本社を構える「株式会社ゼフィルス」は、資本金8,000万円の会社である。2007年までの数年間の同社の売り上げは4,000万円内外で推移している。 「新声会」の07年分政治資金収支報告書を確認したところ、同社は「新声会」に対し、07年1月10日に3,000万円、同年4月26日に3,000万円、同年11月6日に5,000万円の合計1億1,000万円を貸し付けていた。
元秘書が代表を務める会社とはいえ年商4,000万円程の会社から1億円を超える借金をするのはいささか無理がある。さらに、07年以前の過去3年間では、毎年同社から「新声会」が3,000万円を借り入れ、同年中に返済するということが繰り返されていた。元秘書の会社との巨額の現金の貸し借りには割り切れないものを感じる。
3日、その他の疑問点も含め、鳩山邦夫事務所に取材を申し入れた。
(月曜につづく)
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