19日、民主党福岡県総支部連合会の代表を務める古賀一成衆院議員が、労働組合法に違反する行為を行なっていたことが判明した。
古賀氏は、今年8月の総選挙直後、秘書全員に「退職届」を書かせ、自己都合退職扱いにして複数の秘書を解雇したとされる。
このうち1人の秘書が個人加入が可能な「全国一般」に加盟。組合側と古賀氏による団体交渉がはじまったが、古賀氏は禁止された元秘書との直接交渉を行った。労働組合法の「支配介入」に当たり、明らかな違反行為となる。
関係者の話によれば、古賀氏は第3者を通じて元秘書と接触。2か月分の給与を解雇予告手当として支払うことで労組への訴えを取り下げさせたという。
民主党の支持母体である「連合福岡」からは厳しい批判が出ており、来年夏の参院選挙への影響を危惧する声が上がっている。