エバーライフでは、顧客からの注文や問い合わせの電話応対を担当するスタッフを「カスタマーフレンド」と呼んでいる。同社では顧客をひとりのスタッフが担当するスタイルとなっており、基本的に商品を購入した顧客(既存客)への電話であるため、新規開拓はない。しかし、同社ではこのカスタマーフレンドの募集を年間を通して実施している。これは他の通販会社ではあまり見られないこと。確かに、良い人材を採用したいということで、通年で、募集をすることがないわけではないが、同社の場合はカスタマーフレンドの定着率があまり良くないというのが実情のようだ。実際、かつて同社のカスタマーフレンドであった女性は、入社して1年も経たずに辞めており、「数字の面(売上)でかなり厳しい」と不満をもらしていた。以前、同社の元幹部からも話を聞いたことがあるが、現体制を批判する声も多かった。同社では将来的な株式上場を計画しているが、同社の方針は人材育成よりも売上・利益重視といった部分にやや偏重しすぎではないだろうか。
【宮野 秀夫】
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