【気になる本、ナナメ読み】 vol.18
著者である公認会計士・税理士の小宮徹氏は、日本を代表する公益法人会計の第一人者である。本書は、これまで7年間にわたって『月刊公益法人』(全国公益法人協会・刊)に連載された「歴史の旅人たち」の稿を掲載順にまとめたもの。紀元前の時代から近代に至る歴史の長い旅のなかで、先人たちが印したひとコマを切り取ってみたい―との想いから書き綴られている。本業とは全く異なる世界に足を踏み入れたために、筆が進むうち、「行きかふ年も又旅人也」という古人の言葉を想い起こしたという。
歴史のなかで先人たちが織りなしたドラマの光芒は現代にも届いている、との思いから、『時空を超えた光芒の果て』という副題も付けられている。
なお本書は、生涯を文筆家として通した著者の亡父(昨年、生誕百年)にとの想いもあり、書き進めてこられたものである。
著者の父・小宮章氏は、明治42年(1909)福岡県に生まれ、東筑中学校(現・東筑高校)を卒業後、新聞学院を修了して日本電報通信社(現・電通)に入社。時事通信、横浜日報を経て、終戦時は釜山日報編集局長の席にもあり、戦後は文筆家として生涯を筆一本で通した方である。章氏の編著に『菊竹六鼓追想録』(新聞評論社・刊)がある。著者はそのあとがきで『その昔、父は六鼓を評して、よく「文化の尖兵」と言っていたことを鮮明に憶えています。本書に収録した「叛骨の言論人・菊竹六鼓」は、私なりに六鼓に関わる史実をもまとめたもので、明治の気骨あるジャーナリストへの尊敬の念を込めたつもりです』と綴っている。
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