~鮮魚市場冷凍冷蔵庫建設を巡って
8日に既報の、八千代建設・大高建設・共栄建設のJVが12日、福岡市農林水産局に対して1億8,500万円の損害賠償を求める請求書を提出した。
福岡市農林水産局鮮魚市場新西冷蔵庫整備事業(通称:新西冷蔵庫)は、2012年春の完成予定で入札された。入札は公募型プロポーザル方式でなされた。選定は、選考委員会が提案書を元に技術、価格などを総合評価して事業者を決めるやり方である。
福岡市側が不慣れなためであったかの、または担当者の故意であったのか、真相はまだ定かでないが、情報公開に偏りがあったことが議会で問題となった。そこで福岡市側は、責任逃れで入札結果を白紙撤回にした。要するに入札の仕切り直しである。
当然、一度落札したJV側は承服できない。そこで福岡市側に対して、工事で得られるはずの粗利10%プラス諸々の人件費などを、合わせて1億8,500万円の請求書を提出した。
福岡市はまたまた「裁判に委ねる」という責任回避の姿勢で、損害賠償請求の民事裁判に発展する可能性が強い。このような福岡市職員の怠慢による裁判費用、損害賠償金は個人負担にするべきだ。
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