戦争や内戦が終った今でも悪魔の兵器と呼ばれる地雷が数多く埋められているカンボジア。その悲惨な現状のなか、NGOカンボジア地雷撤去キャンペーン(以下CMC、代表:大谷賢二氏)は、地雷撤去活動の支援を長年展開しているが、それでもなお、毎年多くの人々が地雷の被害に遭っている。
著書の内容は、バッタンバン州キロ38村に住むブンヘインくんの地雷被害の話から始まる。左手を失い、生死の境をさまよいながらも懸命に生き、ついにはCMCが手掛けるラジオ番組「ボイス・オブ・ハート」に出演する。そして地雷のおそろしさを伝え、他の被害者に生きる希望を与えるところまで成長した姿が描かれている。
ほかにも、CMCがこれまで行なってきた活動を中心に、地雷撤去作業の現状やゴミ山での子どもたちの生活がデータや写真を交えて分かりやすく記述されており、また福岡の小学校の子どもたちから寄せられたメッセージを掲載するなど、幅広い内容となっている。
本書は、本文の漢字に読み仮名がふってあり、子どもでもわかりやすい内容となっている。ぜひ、親子で読んで頂きたい一冊である。
なお、同書の売り上げの一部は、カンボジアの支援金として寄付される。
『左手がなくでもぼくは負けない!』
~カンボジア、地雷と子どもたち~
著者:高橋うらら
出版社:学研
定価:1,200円(税別)
【プレゼント】
(株)データ・マックスでは、本書『左手がなくてもぼくは負けない!』の出版を記念して、Net-IBをご覧の方先着5名様に謹呈いたします。お申し込みはこちら。
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