<21世紀は糸島の時代>
―糸島市となることで、旧前原市に人口が一極集中してしまうかもしれないという懸念がありますが、それについてはどのように思われますか。
松本 まず人の問題ですが、520人ぐらいの職員がいます。そのうち、60~70人ずつが志摩、二丈に分かれて入ります。5年間は、志摩には教育委員会、二丈には農林水産部・農業委員会を作り、併せて窓口業務を残します。庁舎には空きスペースができますので、人の賑わいを絶やさないために、二丈庁舎には図書館などの生涯学習施設、志摩には芸術文化活動を行う施設を作ります。志摩には芸術家がたくさんいますから。これらの施策で人を集めて賑わいを維持し、各市庁舎を繋ぐコミュニティバスも1月4日から運行を開始しました。合併することによって寂れてしまうことがないようにしていきます。
―選挙戦のスローガンは、新市基本計画をベースとしたものになるのですか。
松本 『21世紀は糸島の時代』と、私は思っています。そこで、21項目のマニフェストを作成して訴えていこうと考えています。自分でも作成した責任がありますので、これをベースに選挙戦を戦っていくつもりです。
―最後になりましたが、有権者の皆さんに一言おねがいします。
松本 これからの時代は市民協働だと思います。行政が何もかもということはできませんので、市民の皆さまの知恵や力を借りながら、新しい市を一緒に作っていきたいと思っています。キーワードは市民協働、ともに働く。市民の皆さん一緒に汗をかいて、新しい糸島市を作っていきましょう。
【文・構成:県政取材班】
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