1月20日、ハウステンボスのスポンサー候補として名が挙がっていたHISが、本格的に経営支援の条件について協議に入ったと発表した。一部報道では、HISが50%超を出資して再建の主体となり、20億円規模の第三者割当増資を引き受ける案を軸に調整中とも言われている。
ハウステンボスは、09年3月期で売上高153億9,800万円、営業損失26億9,000万円、経常損失26億100万円、当期純損失20億3,000万円と厳しい経営状況だった。そうしたなか、昨年に幾度の蹉跌を経てHISに白羽の矢が立った。
同社担当者によると、「今回発表したのは1月27日の株主総会に向けて事前に知らせておくため。ただし、支援を決定しているわけではなく、総会の決議議案には入っていない」という。
となれば、正式な回答は2月以降にずれ込む公算が高い。九電、西部ガス、JR九州、九電工ら4社が10億円出資する意向との話もあるが、それだけでは焼け石に水。早急な回答が望まれるところだ。
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