20日に行なわれた、福岡県議会「景気・雇用対策調査特別委員会」で、県の中小企業緊急経済対策について、中小企業経営金融課長から報告があった。
2008年11月4日から実施している「緊急経済対策資金」については、実施から09年12月末までの間に、14,727件の申込があり、応諾率は90.3%であった。また、償還期間を最長10年、元金返済据置期間を2年以内とする条件の緩和による返済猶予申請については、09年7月以降、600件(80億円分)を応諾した。
同対策資金は、09年4月に融資限度枠を5,000万円から1億円に拡大。同11月には新規融資枠を1,000億円から2,000億円に拡大。同12月には対象業種を781から793に広げている。
報告資料では、「対策の効果により、倒産件数の増加に歯止めがかかっている。09年8月から同12月までの倒産件数は5カ月連続で前年を下回った」と現状を分析している。
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