19日、中国産たけのこの水煮を福岡県産と偽って販売したとして八女郡立花町の中尾物産が福岡県よりJAS法に基づく改善命令を受けた。
クライアントからの国産品の注文増加で、対応できなくなった末に偽装に踏み切ったとされるが、同地区では中国産を国産と偽る食品偽装事件が後を絶たない。
関係者によると、昨年3月に最初の偽装事件が発覚する前、同地区では18リットル缶(たけのこ水煮約11キロ入り)が年間30~50万缶出荷されていたが、偽造発覚後、10万缶~15万缶と3分の1の水準にまで減っているという。しかし、許容量の3倍もの量を出荷していたことになる。
例年春に収穫の時期を迎えるが、
今年の出荷品に偽装品がないことを祈りたいものだ。
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