小沢・民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地取引をめぐる政治資金規正法違反容疑事件は、23日に予定される小沢氏本人への事情聴取でひとつの山を迎える。
小沢氏は、都内で行われるとされる東京地検特捜部による聴取に対し、2004年に購入した世田谷区内の土地の購入原資や、政治資金収支報告書作成の過程などについて説明すると見られる。
小沢氏はこれまで、土地の購入原資は亡父から相続分と説明しているが、特捜部の見立てはゼネコンからの闇献金をもって土地購入資金に充てたとするものだ。説明に整合性がなければ、小沢氏本人の刑事責任が追及される可能性も残されている。
鳩山首相による、たび重なる検察への圧力発言の後だけに、検察側がどこまで踏み込んだやりとりをするのか注目される。小沢氏は検察との直接対決の後、コメントを発表する予定だ。
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