九州経済産業局（以下、九経局）はこのほど、産業クラスター計画の一環として推進しているバイオ分野に関し、アジアへ向けて事業を拡大することを明らかにした。「各部局やJETRO（日本貿易振興機構）などとも連携を図りつつ、企業支援を行なっていく」としている。
　九経局は現在、「フード・健康アイランド構想」と称して、健康食品・機能性食品の開発支援を行なっている。2007年度下期にスタートした同事業も、今年で３年度目を迎える。人材育成、ビジネスマッチング、販路開拓支援などの事業を進めてきた同局だが、いよいよ海外への展開を視野に入れた活動に力を入れる。
　具体的には、韓国や香港のバイヤーを招いたセミナーなどを開催する。
　「地場産業の振興により雇用の増大を図りたい」とする同局。今後は健康から幅を広げて観光やサービス事業の支援も行なう意向。

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