昨年８月の総選挙の結果、民主党は308議席を獲得し、政権交代を実現させた。新人議員の大量当選でクローズアップされたのは「議員宿舎」の不足だった。

　衆院には豪華すぎるとして批判を浴びた「赤坂議員宿舎」があったが、300人の定員では足りず、カプセルホテルやウィークリーマンションから「登院」する議員が続出。
　30人が既存の青山宿舎へ入居することになった。その青山宿舎は長く使われておらず、総選挙終了後に確認した時は廃墟同然。視察した議院からは「ゴキブリの巣窟」と言われるほどだった。
　
　改装が進み、今年になってやっと入居が可能になったという。現在は希望者全員が同宿舎に入っている。不思議なのは、希望者30人のはずだったものが、入居者は37人だという。７人はいつ増えたのだろう。

（つづく）

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