山崎拓元自民党副総裁が、今年夏の参院選に向けて、早ければ今週中にも離党届を提出する見通しであることが明らかとなった。
自民党の谷垣総裁は、党内の若手・中堅議員らが山崎氏への参院比例区での公認に反発を強めていることを受けて、山崎氏の公認を認めない方針とされる。
参院比例区での出馬を既定路線とする山崎氏は、自民党の正式な決定が出た直後にも離党の手続きに入るという。山崎氏の事務所関係者も10日、自民党から公認が出なければ離党することを認めた。山崎氏が会長を務める派閥「近未来政治研究会」は、山崎氏が抜けることで事実上の解散となる。
山崎氏はその後、新党もしくは新たな政治集団の結成をめざすとされ、最終的には国民新党との合流を図ると見られる。