小沢一郎民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地取引をめぐる疑惑は、2月4日に大きな山を迎える。
同日は、この事件に絡み政治資金規正法違反容疑で逮捕された衆院議員・石川知祐容疑者らの勾留期限。石川容疑者の起訴は確実と見られ、小沢氏も何らかの判断を迫られる。
永田町では、地検特捜部によって小沢氏の逮捕許諾請求が行なわれるとの観測もあるが、小沢氏自身が「幹事長辞任」のカードを切るとも言われている。現職国会議員を含む新・旧の秘書らが起訴されることの意味は大きいということだ。
小沢氏は昨年、西松建設事件で公設秘書が逮捕された後、ギリギリまで引っ張ってから民主党代表を辞任。その後は選挙に集中し、総選挙の大勝で政権交代に結びつけており、今度も夏の参院選に向けて政治責任を果たしたという形をとるものと見られる。
国会開会中の永田町は、最重要の予算審議をよそに小沢問題にだけ注目が集まる。
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