谷垣自民党総裁は29日、山崎拓元副総裁と会談し、山崎氏が求めていた夏の参院選比例区での公認は認められないとする方針を改めて伝えた。
谷垣総裁はすでに昨日、尾辻参院会長など党幹部に対し、山崎氏をはじめ片山虎之助元総務相、保岡興治元法相らへの公認は出さない方針を伝えていた。70歳定年の規定遵守を求める党内中堅・若手に配慮したものだが、3氏ともにこれに反発している。
山崎事務所側は取材に対し、「今日の谷垣総裁との会議が、自民党側の正式な意思表示の場となる。これから派閥の同士や地元の支持者などと協議し、今後の方向性を決める。引退は考えていない」と話しているが、参院選への出馬は困難との見方が広がっている。
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