西日本鉄道(株)(本社:福岡市中央区、竹島和幸社長)は2月4日、2010年3月期第3四半期決算(連結)を発表した。
当第3四半期連結累計期間の営業収益は前年同期比13.5%減の2,280億8,800万円、経常利益は同比48.3%減の43億3,000万円、四半期純利益は同比58.1%減の8億7,000万円となった。
国際物流事業での取扱高の減少や、景気低迷による各事業での減収などにより減収となった。また、四半期純利益に関係会社整理損失引当金を計上している。
運輸業ではバス事業の景気低迷の影響に加え、IC乗車券への移行に伴うバスカードとの収益計上方法の差による減収、高速道路の休日特別割引の影響、貨物運送業で取扱高が減少したことなどにより、営業収益は前年同期比8.2%減の693億5,400万円、営業利益は同比44.4%減の10億5,000万円となった。
なお旅客人員は鉄道事業で同比2.7%減の7,900万人、バス事業(乗合)で同比7.6%減2億200万人となった。
流通業ではストア業の(株)スピナの区分を流通業から不動産業(一部流通業)に変更したことや、その他流通業での軽油販売価格の下落などにより、営業収益は前年同期比14.8%減の656億7,900万円、営業利益は同比32.3%減の8億4,100万円となった。
不動産業では不動産賃貸業においてホテル業(ビジネスホテル)を同社の直営としたことにより、同事業からの賃貸収入が減少したものの、スピナの区分変更に伴う増収や、不動産分譲業での販売戸数の増加などにより、営業収益は前年同期比14.3%増の337億8,500万円、営業利益は同比5.4%減の57億4,200万円となった。
レジャー・サービス業では利用運送事業(国際物流事業)における取扱高の減少、旅行業やホテル業などでの景気低迷の影響などにより、営業収益は前年同期比25.0%減の612億1,000万円、営業損益は7億4,500万円の営業損失となった。
その他の事業では自動車製造業、建設関連の事業などでの受注減などにより、営業収益は前年同期比25.9%減の246億4,400万円、営業損益は17億6,800万円の営業損失となった。
▼関連リンク
⇒にしてつグループホームページ
*記事へのご意見はこちら
※記事へのご意見はこちら